人と環境
						活躍社員座談会私たちの成長ストーリー
各部署の最前線で活躍する営業・設計・開発の社員3名が一堂に会してフリートーク。入社理由や仕事内容、自らの成長を感じたエピソードも交えながら、時にはホットに、時にはクールに、ガリレイパネルクリエイトのリアルを語り合いました。
PROFILE
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営業 2022年新卒入社(4年目)
首都圏営業一課 鈴木 SUZUKI - 
							
設計 2019年キャリア入社(7年目)
東部設計二課 渡辺 WATANABE - 
							
開発 2014年新卒入社(12年目)
開発課 木全 KIMATA 
※2025年取材当時の情報です。
talk1. 入社理由
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この3人ではガリレイパネルクリエイト(以下GPC)で一番キャリアが長い私からはじめますね。
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お願いします!
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緊張気味なので助かります!!
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大学は理工学部で、就活の軸はメーカーでの開発業務を志望していました。で、何を開発したいかを考えたとき、アルバイト先のピザ屋で作業台と冷蔵庫が一体になったコールドテーブルを使っていたのですが、高温のオーブンと一緒に使うため故障が多くて。それで「熱に強いコールドテーブルを開発したい」と思ったことが入社理由です。どう? かっこいい?(笑)
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すごくかっこいいです! でも、どうしてGPCに決めたのですか?
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大学の企業説明会で、「冷やす技術」を強みとするガリレイグループのことを初めて知って、自分にピッタリな会社だと思いました。それに、事業内容と正反対に、「こんなビジョンを目指しています!」という人事担当者のプレゼンテーションの熱量がすごかった。最前列に座っていたからかな(笑)。入社後、地元に近かったこともあって、滋賀県にあるGPCの彦根工場で開発を担当することになり、今に至っています。
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僕も就活当時はGPCのことをあまり知らなかったです。メーカーでの営業職、扱う製品の市場シェアが高くて、社員は少数精鋭で……と自分の志望に合わせて条件を絞りながら調べてヒットしたのがGPCでした。GPCの技術が身近な食の安全・安心を支えていることも魅力的で、食に関わる業界ならこの先も安定しているだろうと考えました。
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GPCは企業向けに冷蔵冷凍空間を断熱パネルで提供しているから、もともと知らなかった……という社員は多いですよね。でも、業界では確かな地位を築いているし、安定して成長を続けていることは安心材料になります。
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そうですね。僕はコロナ禍での就活でしたので、安定した環境で働き続けることも大切にしたいと考えていました。渡辺さんは設計ですから、知識やスキルを活かすことを考えて入社されたのですか?
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私はキャリア採用で入社しましたが、前職は土木工事の現場監督でした。
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違う職種からの転職だったのですね!
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もともとCADを使う設計職に興味があって、AutoCADというCADソフトの知識やスキルは多少持っていましたが、現場監督として設計職の方と関わるなか、やっぱり自分がやりたい仕事にチャレンジしてみようと思ったのが転職のきっかけです。GPCとの出会いは、「AutoCADの基礎知識がある人」という条件での求人を見つけたこと。他の設計職も候補にありましたが、話を詳しく聞くと、GPCの設計は設備をただつなげるだけの設計ではなく、冷蔵冷凍空間の全体を考えながら、案件ごとに図面を作成していくことが主な業務でした。単調な作業を繰り返すよりも、GPCの方がクリエイティブで面白そうだと思って志望しました。
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実際、案件ごとに業界も規模も仕様も異なるので、毎回新鮮な気持ちで取り組めますよね。
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それが設計の面白さであり、難しさでもあるけどね。いろんな経験ができるはずだと思って入社しましたが、入社後は想像以上に成長できる環境だったなと思っています。
 


						talk2. 仕事について
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仕事内容をわかりやすく紹介するために、GPCの仕事の流れに沿って話すのがいいですね。営業の鈴木さんからお願いします!
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まずお客様から営業に、断熱パネルを使ってこんなプレハブ冷蔵冷凍庫やクリーンルームなどを作って欲しいという依頼が入ります。ここで言うお客様とは、当社製品を扱う販売店や代理店、設計事務所、建築会社、設備会社のこと。ある程度の条件や仕様、基本となる図面が決まった段階での依頼がほとんどで、内容に応じて見積を作成して提案。問題がなければ設計が詳細な最終図面を作成し、金額・図面ともにお客様に承認いただいて受注となります。
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見積の際に営業から設計に依頼が入り、パネルや建具の選定に関わることもありますよね。お客様の仕様も踏まえた上で、よりニーズに適したパネルや設備などを提案しています。
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そうですね。いつも設計のみなさんにはサポートしてもらっているので助かっています! 受注後は営業がパネルを生産する工場や現場工事を管理する工事課と連携を取り、納期を調整。工事日に工場から製品が届き、現場で職人さんがパネルを組み立てます。施工が完了したらお客様に最終チェックをしてもらって完了!……というのが一般的な流れ。営業はこうした流れのすべてに関わり、お客様からの質問があれば設計に確認したり、逆に設計の質問をお客様に確認したり、希望工事日程を工事課と調整するなど、お客様と社内各部署の間に立って案件をリードしています。入社当初は経験不足もあって、うまく各部署への指示出しができないことも多かったです……。
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設計担当から「ここはどういうこと?」なんて聞かれていましたよね。
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現場で職人さんに質問されることもありました。最初は何事も経験ですね! 次第に指示出しのコツが掴めるようになって、ひとり立ちできたかなと思っています。
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GPCの営業はすごく現場に顔を出している印象があります。
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そうなんです! 営業はヘルメットをかぶって、施工現場に足を運びます。その理由の一つは、現場の管理。大規模な案件は工事課が管理しますが、比較的小規模な案件では、現場で製品が正しい数量で届いているか、問題なく搬入されているかなどを営業が確認して、施工がスムーズに進むよう職人さんとの打ち合わせもします。入社前はこんなに現場に立つなんて想像していませんでした。
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最初の現場はすごく緊張したんじゃない?
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職人さんが怖そうに見えました……。でも、話してみると気さくな方ばかりで、「こうした方がキレイに仕上がるよ」と教えてくれたりします。入社後の研修でパネル工事などの基礎は学べますが、より実践的な知識やノウハウは現場で職人さんからもよく学びました。あと、お客様といい関係を築くためには、やっぱり現場で対面して、コミュニケーションを取ることが欠かせません。顔を出すだけでも安心していただけますしね。これも現場に足を運ぶ理由の一つ。実際、「いつも現場に来てくれるGPCさんに任せたい」とおっしゃるお客様も多いです。現場に行くことが自分の成長にも、成果にもつながることを実感しています。
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設計は営業から依頼が入って、パネルの強度や結露の計算なども行い、仕様に合わせた図面を作成するのが主な役割ですが、デスクワークにとどまらず、現場にも足を運んでいます。お客様と顔を合わせて施工前の状況を確認しながら、「ここの仕上げはこうしよう」「使いやすいようにスイッチやコンセントはここに配置しよう」といったディテールを詰めることで、より要望に合った図面に仕上げることができるからです。
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設計は一連の流れのなかでも重要なパートを担っていますよね。
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GPCの設計は、提案や最終確認などに使うお客様のための「営業設計」だけでなく、「生産設計」という営業と工場、営業と職人さんの橋渡しをスムーズに行うための技術資料を作成する部門もあり、施工完了までを支えています。私は「営業設計」の担当ですが、どちらの図面においても、見やすい、わかりやすいことはもちろん、「誰が見る図面なのか」を常に意識することを設計課はポリシーにしています。お客様や職人さんからの「GPCさんの図面はわかりやすい」という言葉は、設計にとって一番の褒め言葉。他社にはない強みだと思っています。
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設計の技術力や図面のクオリティで仕事が受注できたというケースも多いので、すごく助かっています!
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開発は製品の改良や新製品の開発などを行うほか、パネルの断熱性を担う樹脂や耐薬性の高い表面材などの基礎研究的な材料開発も担っています。主に営業のみなさんが届けてくれるお客様や現場の声に応じて開発テーマを決めているので、鈴木さんや渡辺さんと一緒に仕事をするケースは少ないかもしれませんが、「こんな製品があれば提案しやすい」「ここを改良すれば工事がもっとスムーズになる」といったニーズを受け止めて、開発に取り組んでいます。
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最近では医療や医薬品工場向けのクリーンルーム内装システム『PURE CIS〜ピュアシス〜』の見積依頼が多いですが、木全さんも開発を担当されていると聞きました。
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もちろん、担当していますが、開発は誰か一人が一つの製品を担当するといった属人的な担当の割り振りはしておらず、部署のメンバーみんながすべての製品に関わっていくスタンス。いい意味でさまざまな開発案件を担当でき、幅広い経験と新しい知見を得ることができています。
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入社前のイメージとギャップはありましたか?
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もともと研究室で黙々と開発に取り組む……みたいなイメージを持っていましたが、いい意味で、思った以上に社外との関わりが多い仕事でした。仕入れ先のサプライヤーさんから新しい材料の知見を得られることもあれば、自分が手がけた製品の施工現場で製品のよい点や改善すべき点などを確認して、次につなげることも。彦根工場にいるだけではなかなかリアルな情報が入ってこないため、今では自分で動いて、欲しい情報を集めることがとても大切だと私は考えています。二人が言っているのを聞いて、あらためて開発も現場がすごく大事だよな……と思いました。現場は自分が「誰のために、何のために開発するのか」を気づかせてくれます。これまでの自分を振り返ってみても、開発の原点に立ち戻れる、貴重な機会になっていました。
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現場を大切にするスタンスは、GPCならではと言ってもいいでしょうね。それがGPCの技術力や製品力、お客様からの信頼につながっているように思います。
 
						
						
						
					talk3. 成長エピソード
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印象に残っているエピソードと言えば、3年目に「天井ユニット試験」に取り組んだことですね。先の話の通り、自分から積極的に社外に出ることで情報を集め、よりよい開発業務につなげることができました。
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どんな仕事だったのですか?
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震災時の倒壊防止など、より安全性の高い仕様にしなさいという法改正があったのですが、それに対応するためのパネル天井の安全強度を試験して、当社の新たな仕様を決めていくという業務でした。実は当初、そもそも天井ユニットとは何か、どれくらいの強度が必要なのか、どうやって試験するのかなど、本当に手探りの状態でした。そこで、施工現場はもちろん、時には評価試験や認証を行う外部機関なども訪ねて助言をもらうなど、とにかく関係がありそうな場所に足を運んで情報を収集。結果、無事に試験・認証を行い、他社に比べても法基準以上の仕様を持つパネル天井が当社のスタンダードになりました。今のGPCサイトに私たちの強みとして挙がっている「安全・安心な空間づくり」のコンテンツは、その成果なんですよ。
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正解が見えないなかで業務を進めていくのは難しかったでしょうね。
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そうですね。今も前例のない開発案件に取り組むことはありますが、どの方向に進むのが正解なのか悩むときがあります。でも、幅広く情報を集めて、検討して、「これだ!」と決めれば突き進む。それを信じてやり抜くことが、すごく大事なんだとわかりました。たとえ失敗しても、そこから成功のためのヒントも得られますし、次の一歩が踏み出せると思っています。
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私は2年目にまだGPCでの実例がほとんどなかったクリーンルームの設計にたずさわったことが印象に残っていますね。木全さんと同じように、大型案件での設計実績がなく、過去の図面もなかったので、かなり悩みました。当初はお客様が話す専門用語の意味さえわからない状態で……。だからこそ、一から学び直す気持ちで情報収集に努めました。もちろん設計の先輩方にも相談しましたし、クリーンルーム用システム天井のメーカーさんから参考になりそうな図面や断面図を取り寄せて検討したり……。そうやって自分で動いた結果、社内外のたくさんの方々にもサポートをしてもらい、無事に図面を完成させることができました。
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成長した部分で言うと?
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設計の仕事は指示通りに黙々と作図をこなすイメージがありますよね。でも、任される案件の規模が大きくなってくると、お客様はもちろん、協力会社や職人さん、社内でも営業や開発、工場ともコミュニケーションを密にする必要が出てきて、ただ図面を描くだけの仕事ではなくなってくるんです。若手の設計社員が最初に当たる壁がこれだと思っているのですが、私はクリーンルームの設計案件を通じて壁を乗り越えることができ、自信を持つことができました。設計の窓口として案件を受け持ち、様々な方と話しながら情報を集め、ゴールを目指す。その経験がすごく成長につながったと感じています。
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僕は2年目で4000万円規模の案件を担当したことです。それまでは100万円規模の案件が多かったのですが、2年目としてはかなりの金額でした。
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いきなり規模が大きくなったから、うれしい半面、プレッシャーもあったでしょうね。
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確かにありました。営業としての経験やパネルの知識がまだ乏しいなかで、お客様はもちろん、設計からも作図のための要望がいろいろ届いて……。上司や先輩の力も借りつつ、わからないことがあればとにかく聞く。で、聞いたことをきちんとお客様や設計に伝える。そうやって少しずつカタチにしていきながら、納品まで駆け抜けることができました。社内のみなさんはすごく人当たりがいいじゃないですか。悩んでいたら相談に乗ってくれるし、話しやすいですよね。そんなみなさんのサポートが本当に心強かったです。
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最後までやり遂げたからこそ、自信になったのでは?
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そうですね。お客様の話の中で重要な部分はどこか、設計には何が求められているのか、職人さんには何を伝えないといけないのか……といったポイントとなる部分を理解できたのは大きいです。社内外での調整がスムーズに進められるようになりました。あと、やっぱり営業は案件をリードしていく存在だとあらためて思いました。僕がどうするかを決められずにフラフラしていては何も進みません。自分が責任を持って、物事を決めることが重要だとわかったんです。営業は案件をゴールに導くための灯台みたいな存在かもしれないですね。きちんと先を照らせばみんながついてきてくれることを、この案件を通して経験できました。
 
						
						
						talk4. これからの目標
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いよいよ最後のお題。実はこれが一番難しいテーマかも(笑)。
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そうですね。つい目の前の仕事に集中しがちで……。でも、先日後輩に仕事のことでアドバイスしたのですが、そんな後輩の姿を見て、「自分も先輩にこうやって支えられていたよな……」と振り返る機会がありました。だからこそ、これまで先輩方が僕をサポートしてくれたように、後輩を力強く支えられるような存在になれたらと思っています。営業としては、GPCが力を入れている『PURE CIS〜ピュアシス〜』のさらなる拡販に取り組むことが目標です。
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鈴木さんには予算規模が億単位になるような大規模案件の受注を期待しています!
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まだ私の心の準備が……(笑)。ですが、チャンスが来た時につかめるよう、知識や経験をもっと積み重ねていきます。最近はGPCの製品を扱う代理店さんを対象としたパネルやシステムなどの勉強会を開催することも。先輩方に比べるとまだまだですが、一通りの知識は身についてきたように思います。そしてもう一つ大切にしたいのは、これまでのように現場に足を運びながら、一つひとつの案件でのお客様満足度を高めていくこと。それがゆくゆくは大規模な案件の受注につながるはずです。渡辺さんはどうですか?
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入社6年目の今は、規模の大きな案件の設計を任せてもらっていて、仕事自体は順調にステップアップできているなと感じています。今後も自分自身のスキルをさらに磨きたいですね。その一方で、建築業界未経験の若手社員が増えてきている今、部署の教育体制の改善がぐんぐん進んでいるからこそ、部署全体のさらなるレベルアップに貢献することも目標です。業務の効率化を図りながら、高難度の案件でも当たり前のように部署のみんなでこなせる、そんなチームにしていきたいと思っています。最近では部署全体で、製品や分野ごとにこれまでの図面をストックして、検索すればベースとなるデータが引き出せるような台帳を作成していますが、これも効率化や設計レベルの底上げを目指しての取り組みです。近いうちに、誰が担当してもいい設計だなと思ってもらえるような、お客様から「GPCと言えば設計だよね」と言ってもらえるくらいの評価を得たいですね。
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設計の効率化やレベルアップが進めば、僕たち営業もさらにいろんな案件を受注できそうです。
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直近では3DCADデータや材料、工程、コストなどを一元管理できるBIMデータを活用した設計業務がスタートしていて、さらなる効率化を目指しています。設計部門の伸びしろはまだまだあると思いますよ。
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新しい技術や取り組みを積極的に導入していくのもGPCの社風ですよね。開発課では数百万円の3Dプリンターを導入したり、流体解析ソフトの導入も進んでいます。というのも、開発はやっぱり市場が求めるニーズに対応した製品を、いかに早くカタチにできるかが大切だから。そこに視点を置いて、私も設備などの導入を提案したりしています。
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そんな木全さんのこれからは?
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個人的には一級機械・プラント製図技能士や三次元CAD利用技術者といった資格を取得して、その知識をよりよい製品づくりに活かすこと。それだけでなく、強度や結露の解析などの基礎研究にも応用して、製品のアピールポイントになるような材料開発につなげたいと考えています。最近は産学連携の一環で大学と一緒に材料開発を行うような、先端分野での研究開発に参加する機会もあって、すごく刺激を受けています。私たちだけでは成し得ないような製品開発にも取り組んで、技術力でGPCの成長を支えたいと思っています。
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いつかそんな製品を僕がお客様に提案して、渡辺さんが設計に組み込んで、お客様に満足いただけるような日が来るかもしれませんね。ワクワクします!